2007年6月11日 (月)

恋、に思うことの1つ

高め合う恋。

よく耳にします。恋で成長、も耳にします。

恋をして結果として成長することはある。

ただ少し違和感を持つことも。

以前、どなただったか、恋愛について

「ひとりでいると影響し合わないから成長が遅れる」

と雑誌のインタビュー記事を読んだとき、心の中で3つのツッコミが浮かんで。

「なら切れ目なく恋愛するの?」

「影響って恋じゃなくても山ほどあると思う」

「孤独がひとを鍛えることもあるのに、言い切るってすごいな」

身内で殺し合い。自己本位な事件の数々。コミュニケーションに悩むひとが多い時代。

大切にすべき人より自分のしたいこと優先の蔓延。

日本の成熟度の低下と反比例して「高め合う・成長する恋」を口にする人は多い。

崇高なことを思えない私は「高める」とはなんぞや? と知りたい。

“成長”を取り上げるなら、生きていく上で360度、

あらゆる角度に成長する要素はある。

生きていく日常の厳しさ、うまくいかないこと・ままならないこと。

それに向き合い、あがいて悩んでもがいて。

打たれ鍛えられて歩くと、成長、では。

成長。

それは自分の問題。自分のためのもの。

相手の幸せを願い大切にするのとは別のことでは。

「高める・成長」を恋に持ち込むのは、

何のための恋? ホントに恋? と思ってしまう。

ケチをつけるみたいで聞けないけれど、1度聞いてみたい。

高めるってどの辺りを。恋でどう高まったの?

非常に可愛げない感覚ではありますが、本音。

ひとの角度の中で、恋は否応なしにエゴが出るもの、自分のエゴを思い知るもの。

だからこそ、恋→恋愛では、愛を持って相手の人生を、生きていく道を大切にしたい。

そこまでがままならないですが。

冷たいかもしれないけれど、高校生や大学生ではなく、おとなの場合は、

成長は自分が決めて歩いていく道で、自分でもがいてするもの。

薬師丸ひろ子さんの『さみしい人にならないで』という曲。

10代の頃に聴いてから、最も大切にしているラブソング。

詩の中の女性はおとなで、しなやかで、あたたくて、

エゴを出さず(内包していて時には出てしまうとしても、極力出さない!)、

恋人を大切にしている。

そういう女性になりたくて、ずっと指針にしています。

私が未熟なだけかもしれないけれど、大切な男性が自分との恋で高まるとか、

何かをしてあげられるのだとは思えない。

理屈抜きに大切な人は、その人がもがいて悩んで決断することを大切にする。

その道を見守る。それ以外できるとは思えない。

なんでもかんでも受け入れるわけではなく、

言う必要があることは話し合う。良きようにと。

それが=成長や高め合うとは違う気がします。

恋愛で自分を高めるのではなく、腹をくくった女になって、

出逢う男性(の人生)を大切にしたい。

ひとりのさみしさがあっても、それを理由には恋愛できない。

……なかなか切ないですけれど。

まあ、ヒョコッと「あっ、素敵」とか「かっこいいな」とか、ときめくくらいは楽しいですが。

出逢いは突然くるものですから、今はジタバタしながら日々を大事にするだけ。

……少し切ないですけれど。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2007年3月 7日 (水)

菩薩様フレーズのように

Give me your loneliness

and I'll give you my tenderness

伊藤由奈ちゃんの『Truth』という曲の歌詞の一部です。

彼女の曲は、歌詞や歌声が自分の気持ちや耳と相性が好く、

女性アーティストでは(私の中で)不動の地位・今井美樹さんと並びました。

と、それは置いておいて、先に挙げた歌詞。

この菩薩様のようなフレーズが大好きです。

“Give you”は「与える」という上から目線ではなく、

何かを「してあげる」ということでもない。

“tenderness”は「真心」の中に「愛」があってこそ。

俳優のインタビュー記事で、友達が「癒されたいから恋愛したい」と言うので、

「アホ、おまえが癒されたいなら、相手も癒されたいだろう。まずおまえが癒せ!」

と言った。

という話を読んだとき、「なるほどね~」とうなりました。

これって、すべてに言えること。

みんなが少しずつでも“give you”の気持ちで生活すれば、

もっと“tenderness”が溢れる世の中になるのでは。

何事においても「愛がなきゃ」と聴きながら思いました。

『Truth』はラブソング。大切な男性の人生を大切に捉え、

幸せを願う想いが歌われているもの。

この先、大切に想う男性に出逢えたら、歌詞のように大切にしたい。

そのためにも、もっとしっかりした自分になりたい。

いま現れても困るなぁ、もう少し先で逢えたらいいなぁ。

そう思う私。

「別にもう少し先、じゃなくてもいいじゃない。困ることないじゃない」と、

友達にはため息をつかれてしまいましたが。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006年9月 4日 (月)

三つ子の魂?

初恋の思い出。

一昨年、母の友人のお通夜で初恋の人と再会。

ちょこっとお話しただけですが。

さて、なぜ再会したのか。

その人は母の友人の弟さんなのです。

もっと言うと、幼稚園のお友達のお父さんなのです。

メグちゃんという子のお父さんなので、通称「メグパパ」。

メグちゃん一家とは、小学校に入学するとき、メグちゃん一家が引っ越すまで、

家族ぐるみのお付き合いがありました。

もう、メグパパが大好きで、大好きで懐いていました。

メグちゃんの家へお泊りしたときに、お風呂も一緒に入ったし。

あったかくて、おもしろくて、いろいろなことを楽しむ前向きな人。

毎年、夏祭りでは神輿を担いでいました。そして、

ちいさいときなので、うっすらとした記憶ですが、

行動で人を大切にできるやさしい人だったと思います。

人柄は覚えているのに、はて? どんな顔をしていたかしら?

母に聞いても、

「ええ~? ○○ちゃんの弟って認識しかなかったから…どんな顔だった?」

なんと、聞き返されてしまいました。

一昨年、母が友人のお見舞いに行ったときに、メグパパが来ていて、

少し話をしたそうで、私の初恋がメグパパなんだと話したそうです。すると、

「じゃあ、夢を壊さないように会わないほうがいいな~」

と言ったらしいのです。

いえ、夢が壊れるもなにも、顔、覚えていないので。

皮肉にも、その数ヵ月後、母の友人のお通夜でお会いしました。

このような形で再会したくなかった。彼女に生きてほしかったから。

お通夜は母がずっと泣いていたので、しっかりしなきゃ! と気を張っていたのですが、

終了後、メグパパにご挨拶。

「悔しいね…」と静かに言われ、張り詰めていたものが緩み、

泣きそうになったので、コクンとうなずくだけしかできませんでした。

数ヶ月経ち、少し気持ちの落ち着いた母に、

「そういえば、初恋の君と再会した感想は? がっかりした? しない?」

と聞かれました。

愚問です。若さ至上主義ではないので。

若いときより素敵な俳優さん、大好きな年配の俳優さんがたくさんいるくらいですから。

「別に夢、壊れなかったよ。もともと顔、覚えてないし。大好きだった人に、

はじめて顔がついた感じかな。やさしいメグパパ、ダンディ編を見ただけで」

と答えました。

答えながら、チビッ子時代の淡い初恋を回想。

先にあげた、大好きだったメグパパの人柄は、

今考える理想のタイプとあまり変わらない。

やはり三つ子の魂はあるのでしょうか。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2006年6月27日 (火)

思わず嫉妬するくらい

しばらく映画館に行っていなかったので、1本だけでは収まらず、もう1本観ました。

「海猿」です。

前作とテレビドラマを観ていたので、完結を観ないわけにはいかない!

この作品が好きな理由はたくさんありますが、いちばんの理由は

主人公に惹かれたこと。

日常生活が紡がれているときは誰でもそれなりに「いいひと」

良くないことが起こる。アクシデントに遭う。

自分が望まない状況に置かれたとき、どうしようもなく人の本質が出る。

主人公・仙崎大輔は

決してカッコイイ完全無欠のヒーローじゃない。

スマートにためらいなくなんでもやってのけるわけじゃない。

戸惑って、迷って、苦悩して。

まっすぐで、正直で、熱い。

そして行動力!

人のために行動できるというか、行動で人を大切にできるひと。

仙崎くんは望まない状況、アクシデントの中で、ひたすらポジティブに動く。

人を思うことができる。本能的に人を思う。

信じることのできるひと!! と感じました。

思わずヒロインに嫉妬するくらい。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年5月 2日 (火)

言葉の活用&お知らせ

明日3日から7日までお休みいたします。

さて、今日のテーマですが、言葉。

自分を鍛錬し、高めていくのに、言葉が持つ意味は非常にありがたい存在。

最近、気に入って心にとどめているものを、いくつか書き出したいと思います。

「しつけ」

身を美しくするで、躾。

「びがく」

美を学ぶで、美学。

「つや」

豊かな色で、艶。

「あい」

心を受けるで、愛。

「まごころ」

真の心で真心。

次は私が思っただけですが、

「いとおしむ」

辞書では①愛着を感じて大切にする。 

      ②深い愛情を持ってかわいがる。

ひらがなにして「いと おしむ」と考えると

いと…非常に、大変

おしむ…①無駄に失われないように大切にする。

     ②価値のあるものと考えて大切にする。

とあります。

愛おしむは、失いたくないとても大切なものに対して

使うものなのでしょうね。

まだ使ったことはありませんが。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006年4月28日 (金)

半分愛して

寺山修司さんの詩のタイトルです。

座右の銘にしている大好きな詩、3つの中の1つ。

出合ったのは中学2年のときです。

『半分愛して』

半分愛してください

のこりの半分で

だまって海を見ていたいのです

半分愛してください

のこりの半分で

人生を考えてみたいのです

中学生の私は「カッコイイ!」と憧れを覚えました。

半分っていうのがいいな、と。

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」とも言いますし、

ご飯も「腹八分」が体にいい。

以前、「離す愛」という言葉に出合ったことを書きましたが、

「半分愛して」にしても洗練された大人の領域。目指す理想です。

今、書いていて気づいたことですが、「半分愛してください」だけではなく、

自分も「半分愛して、のこりの半分で人生を考える」のが、

大人の流儀なのでしょうね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年4月18日 (火)

覚悟は

10年近い前に書いたもので、読み返して苦笑…。

昔の私へ伝言。

覚悟が決まるのは、まだまだ先のようです。

では。

覚悟

「誰かと生きる」のは覚悟がいるだろう

負の部分も見つめ 受けとめると

本気で覚悟を決めなければ

相手も自分も壊してしまう

例えば今の私にできるか

自信がない

「若さ」の非力を思い知る

時の重みが突き刺さる

焦らせ苦しめるのは時間

味方してくれるのもまた 時間

「季節は待つもの」と聴いたことがある

結論は急ぐな

時はそう語る

覚悟は人の歴史の中で

生まれ育まれる産物

何かを 誰かを大切にするために

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2006年3月11日 (土)

適齢期

歳を重ねていくことは、素敵になっていくことです。

ウェルカム、ウェルカムなんです。

女は一生、花盛りなんです。

だから、曲がり角なんてないんです。

そんな気持ちで書いた詩を今日は載せようと思います。

「曲がり角」

そういう年頃ってなんですか

どういう年頃なんですか

適齢期ってなんですか

曲がり角とはなんですか

ここで曲がれと勝手に決める

そんな角では曲がりません

無視して生きます

程よい時期は自分で決めます

まだまだ曲がる気ございません

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年3月 7日 (火)

離す愛

5年くらい前のこと。

テレビで不思議な光景が。

「これがいまどきの恋愛事情」というような特集で、

10代のカップルが、互いを手錠でつないでいる。

理由は、仲がよい証拠。束縛し合いたいから。

ただ、実際には見たことがないので、浸透したわけではないのでしょう。

私が人間関係で大切に思うのは「程よく距離がとれること」。

どんなに親しい、好きな人でもベッタリ付き合うのは苦手。

人と予定が合わなければ、どこへでもさっさとひとりで出かけるし

まして束縛など恐ろしい。

そういう人間なので、手錠という発想に、ビックリ。

さて、番組では「こういう若者を大人はどう思うのでしょう」との流れ。

街で年配の女性たちにインタビュー。

大方は、かわいいと思う。しょうがない。仕方がない、のどれか。

そんな中、あるひとりの女性に目がとまった。

70歳前後と思われる彼女は

「うーん…幼稚ね。離す愛を覚えたほうがいいわね」と仰る。

それは、バカにした言い方でも、嘆くようでもなく、ただ静かな言い方。

楚々とした佇まい。

自分をよく知っている、さらりと品のいいオシャレ。

マイクを向けられてあがったり、つい笑ってしまうということがない。

問いかけられたので、ただ淡々と自分の意見を述べている。

そのさらりとした感じがスマート

質問に答え終わると、それまでの凛とした涼やかな表情

フッとやわらかな笑顔に。

しなやかな物腰で、お辞儀をして立ち去られた。

1分にも満たない時間だったが、思わず見入ってしまった。

これぞ淑女!

その日は1日気分がよかった。

街中や、知り合いや、映画やドラマの中で

男女問わず、素敵な大人に出会う

そういうとき、なんだか幸せに抱きしめてもらった気分になる。

またひとり、お手本に出会い、その貫禄に触れ、

しかも言葉のプレゼント付き。

「離す愛」。カッコイイ! 理想的!

| | トラックバック (0)