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2008年6月 9日 (月)

見えない無責任

映画、『相棒』を観に行ってきました。

テレビドラマの作品が好きで、水谷豊さんが好きで。

楽しみに観に行った相棒。

単に「テレビドラマの映画化」ではなく、社会性があり、重みのある作品でした。

観終わって感じたのは、

楽しかった~、おもしろかった~ではなく、

作品が投げかけてくるものが胸に刺さって辛かった…。

何度も泣きそうになり、涙をこらえるのが大変でした。

劇中、ひとりの青年が武装集団に拉致され、殺害されます。

数年前、現実に起こった悲劇を思い出す。

青年の父親役の西田敏行さんが、水谷豊さん演じる主人公と対峙して話すシーン。

父親の心からの叫びに胸が締め付けられました。

彼のセリフの中に、

「目に見えない無責任」という言葉が出てきます。

“力”によるアジテーションに乗って……考えようとせず、

安易に同調した(受け入れた)大勢の人間に対する怒り。

心無い世論(世間)による悲しみ、痛み。

これは社会で起きている様々な問題に、必ずついてまわるもの。

情報を見聞きしたら、それが本当か嘘か。いいのか悪いのか。

正しい話なのか否か。答えを自分で考えるべき。

一人ひとりが、心にわかっていなければならない。

頭ではわかっているつもりでも、知らず知らずのうちに、

情報を鵜呑みにし、自分で考えることを怠るときもある。

今回、西田敏行さん演じる男性の必死の訴えに触れて、

改めて考えることができた。

苦しかったけれど、観てよかった、そう感じました。

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