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2008年5月21日 (水)

春夏秋冬

人生はよく季節に例えられる。

若い季節は春、青春。

やがて季節は移り、夏。

この時期は、人生真っ盛り、なんて言葉を耳にします。

春、夏と過ごしたら、秋が来るはず。

人生を季節になぞらえる言葉。

なぜか秋冬に関しては、パッと出てこない。

表現される言葉は、歓迎的ではない気がする。

なぜか?

やはり、若さ至上主義と関連しているのでは。

春や夏とは違う、秋冬のよさ。

秋だからこそ、冬だからこその素晴らしさがあるはずなのに。

「いつまでも青春」と、春にこだわらなくてもいいのでは。

秋冬には、秋冬のよさを味わわないと、もったいない……。

秋は収穫期。

春、夏を経たからこそ、育て上げた自分の収穫物がある。

それを堪能できる。

花で考えても、春は咲く。秋は染まる。

いいえ、誰か、何かに染まるのではなく、

自分のプロセスが自分を染める。

咲くのとは違う味わい。

素敵じゃないですか。

そして、冬。

草木が枯れ、冷たく張り詰めた空気が漂う。

その静寂の中、凛と佇む裸木は、どこか威風堂々としている。

修飾をいっさい除いた潔い美しさ。

そこにいるだけで放つ存在感。

厳しい気候の中で輝く、冬独特の美しさを魅せる自然。

それは、熟練された大人と通じるものがあるのではないでしょうか。

人生を振り返り、老いを、様々な思いを受けとめて時を過ごす。

寂寥を伴った荘厳な美しさ。

春や夏とは違う、春や夏にはまだ無い魅力。

やがて来る季節。

しっかり自分を収穫したい秋。

取捨選択し、シンプルに上質なあり方ができたらいいと願う冬。

そのためにも、時期的には夏だと思う現在。

熱さにへこたれず、しっかり実をつけていかなければ。

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コメント

興味深いお話でした。

夏=若さ至上主義、納得です。

私は、季節の中では秋や冬が好きです。
澄んでピンと張りつめた空気や、抜けるような青い空が。

でも、そうですね。

私も苦手な暑さにへこたれず、ひとつでも多くの実を
つけていきたいです。

投稿: 寝起きのパンダ | 2008年5月22日 (木) 07時56分

寝起きのパンダさん、こんばんは☆
私も秋冬、大好きです。
ピンと張りつめた空気に触れると、心地好い緊張感というのでしょうか。
気持ちがシャンとなって、いろいろなことを楽しもうnoteという感覚が増す気がします。

投稿: 蓮 | 2008年5月22日 (木) 21時44分

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