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2008年2月20日 (水)

かしげるのは、首じゃなくて傘がいい

江戸しぐさに、“傘かしげ”というものがあります。

道ですれ違うとき、お互いに雨のしずくがかからないように、

傘を外側にスッと傾けて通ることです。

他にも、通りを歩くときのマナー(往来しぐさ)に、

肩ひき…狭い路地などで人とすれ違うとき、お互いに右肩を少しひいて、

     身体全体を少し斜めにする。

蟹歩き…1人しか通れないような狭い道で人とすれ違うとき、

      蟹のように横歩きですれ違う。

などがあります。

どれもほんのちょっとした気遣い。

“ほんのちょっとした”ですが、周りを見ていなければできない。

人のことはおかまいなし、ではできない。

4,5人で横に並んで歩いている人たちがいる。

急いでいるので、横を通り抜けて先に行かせてもらいたい。

「すみません」と声をかけて通してもらう。

時々、後ろから来る人に気づいてチラリと見るも、

ギリギリになって仕方なさそうに道をあける人もいる。

携帯でメールを打ちながら歩いてくる人。

こちらが右側通行。相手は左側通行でも、よけようとしない人いる。

携帯しか見ておらず、こちらに気づかない人。気づいてもよけようとしない人。

首を傾げたくなります。

冠婚葬祭、ビジネス、テーブルマナーといろいろありますが、それだけじゃない。

こういう日常のマナーは大切。

日常のマナーを積み重ねていけば、

つい構えてしまいがちなマナーも、身に備わりやすい。

テーブルマナーの型を覚えても、傘をぶつけ合っていてはしょうがない。

道行く人同士、気持ちよくすれ違いたい。

かしげるのは、首ではなく、傘がいい!

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コメント

“傘かしげ”美しい日本語を一つ覚えました。
江戸時代の傘は、もちろん和傘だったのでしょうね。
“和”が見直されている昨今、日本人の良い(良かった)マナーも見直されて欲しいと思いましたrain

投稿: グッピーちゃん | 2008年2月22日 (金) 12時13分

グッピーちゃん、こんばんは☆
“傘かしげ”美しい日本語ですよね!
こういう素敵な日本語表現の溢れた世の中を希望します。
江戸しぐさのような素晴らしいマナーが見直されて、日本語表現も美しいものを取り戻す。
そうなっていって欲しいですよね!

グッピーちゃんの仰るように、昔は和傘rainでしたから、
傘かしげには、ぶつかって傘がやぶれないようにするため、という意味も含まれているそうです。

投稿: 蓮 | 2008年2月22日 (金) 23時08分

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