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2007年9月26日 (水)

“あがりかまち、クリア”の法則

幸せが訪れますように。一緒に楽しく暮らそうね。

そんな願いをこめて“ハッピー”と名づけた犬。

CMで小雪さんが抱いている犬を見ると、思い出す。

子どもの頃のこと。

生後2ヶ月の白い仔犬。

知り合いから飼わないかと言われ、大喜びでもらいました。

まだ幼いので、庭の犬小屋ではなく、玄関に仮の住みかを用意。

学校から帰り鍵を開けるとき、玄関の中からク~ンと鳴き声が聞こえる。

パタパタと飛び跳ねる音がする。

かぎっ子としては、自分の帰りを喜んで迎えてくれることが、

無垢に甘えてくる小さな存在が、愛おしくて幸せでした。

が、1ヵ月後に発病。懸命に看病するも、ひと月後に亡くなりました。

後でわかったのですが、ハッピーを産んだ母犬が病気だったらしく、

出産後に亡くなり、生まれた仔犬も全員同じ病気で亡くなったとのこと。

幸せにと思って、ハッピーと名づけたのに…。

生まれたときから病気だったなんて! と、ハッピーの運命を思うと、

悲しさと悔しさを噛みしめました。

愛おしい仔犬が残してくれたもの。

今は室内で飼うのも、ごく普通ですが、昔は犬は犬小屋が多かった。

まだ幼いので部屋で飼いたかったのですが、許可が出ず。

母の言い分としては、日中誰も家にいない。

誰もいないのに、家の中につないでおくとかわいそう。

つながないでおいて、走り回って物が落ちてきたら危ない。

外で自然を感じながら過ごすのが、いちばんいい。

……ハッピーのためならと納得。

ということで、幼いハッピーは、ある程度大きくなるまでは、

と玄関の特設スペースが住みかになっていました。

玄関のあがりかまちは、仔犬にとって高い段差。

グンと立ち上がると、かろうじて前足が乗るくらい。

ハッピーはチョンと前足を乗せると、そのまま横歩きで移動。

玄関の角へ来ると、お尻を壁にトンと当て、反動で体を持ち上げ、

見事に上るのです。

そして、トコトコと駆け、愛くるしい笑顔で居間へやってくる。

上れないはずなのに、いったいどうやって? と不思議だったので、

決定的瞬間を見たときは感動でした。

かまちを上るのに、背が届かない→どうする→反動を利用する。

素晴らしい工夫の力。

時間がないなら、時間がないなりの。

お金がないなら、お金がないなりの。

今あるもので、今の自分で、というように、工夫する大切さ。

工夫がうまくいったときの達成感、楽しさ、充足。

小さなハッピーが教えてくれた、残してくれた工夫の力。

私の財産です。(活かせているかは、時々怪しい…)

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コメント

ハッピーちゃんのかわいいしぐさが目に浮かぶようです。病気で亡くされたのですか?うちの子も病気でしたが、いつまでたってもなかなか忘れられません。無理に忘れる必要はないのですが、「死んだ子の年を数える…」などと言う人もおりますので・・・。
ハッピーちゃんはきっと名前どおり幸せだったと思います!ワンワン!!

投稿: グッピーちゃん | 2007年9月27日 (木) 12時56分

グッピーちゃん、こんばんは
亡くなってしばらくは、ひと月近い闘病のこと、苦しんでいる姿ばかりを思い出していました。
今でも発病してからのことは覚えていますが、悲しい思いや時間以上に、
あの子の愛くるしい姿や、与えてくれたハッピーな気持ちが思い出されます。
発病するまでの1ヶ月、あの子も幸せだった、そうであることを願います。いえ、信じようと思っています。

投稿: 蓮 | 2007年9月28日 (金) 00時22分

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