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2007年3月16日 (金)

ああ、身の程

「人は身の程を知らなければダメだ。身の程を知ってナンボ」

という知り合いの発言を耳にして、違和感。

違う気がする。なんかもっとこう……、違う。

そもそも身の程って、なんだ?

武家社会、公家社会、士農工商時代じゃあるまいし。

人が人を「身の程~」って考えるのがバカバカしい。

やんごとなき家のお方なんて今の時代、そうそういない。

貧富の差はある。しかし現代、能力は各ジャンル、うなるようなプロは少ないのでは。

みんなどっこいどっこいなら、身の程がしっくりあてはまる事柄は少ないのでは。

「自分をわきまえる」ということだとすると、知るべき・知っておくべきは、

「身の程」ではなく自分の「性質」ではないかと。

自分の中の善悪、誇る部分、恥じる部分、守る部分、直すべき部分、そして業。

自分の性質から目を逸らさず、時々じっくり向き合い続けること。

必要なのはそれではないか。

それが違和感の正体でした。

そして思い出しました。6年か7年前に書いた詩。笑いました。

もっとずっと先。天寿をまっとうするときに、

「はい、よく生きました。これで完成」

そう思って笑いたい。

という目標があるので、書いたときの自分の気持ち、わかります。

書いてあること、今でもそう思います。

ただ、キツイ。言い方にやわらかさがなくてノン・ポエジー。

そんな過去の自分に共感したので。

「身の程は知りません」

身の程は知るべき? 知ったらつまらない

人間なんて皆 ちっぽけ それでも

どの命もかけがいのない たったひとつ

結構大切じゃないかしら

「プライド」「つまらない意地」

いくつになっても結局

わからないことだらけ

「確かなもの」なんてそんなにない

てのひらに乗るくらいあればいい方

割り切れないなら  割り切らない

譲れないことは 譲らない

「ダメな人」 そう ダメでしょう

いたらないこと 失敗の数々

これまでのすべて なかったことにはできない

だから 自信勝手といこう

雑誌の占いに書いてあった

「物事こだわり過ぎずにおおらかに」

「直感と好奇心を大切に」

「あなたは自分を曲げない人です」

そうですか ではそうしましょう

立派な人生じゃなくてもいい

褒めてもらうために生きるわけじゃない

そう言ってられないことが

これからたくさんあるでしょう

でも 身の程なんて知りません

いつかくるエンディング

きっと叶う

納得してると信じてる

きっと笑って死ねるって

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コメント

私は上司に「プライドは捨てるように」と言われた事があります。自分が数年前営業所の所長になった時にそうしたからだと言われましたが、ないようである「プライド」、なかなか捨てられずにいる私です。
妹にも言われたことがあります。「おねぇちゃんはプライドが高いけん…」自分はそんなつもりでなくても、人から見たらそうなんでしょうね。
私も“プライド”って、大切だと思うんですが…。

投稿: グッピーちゃん | 2007年3月17日 (土) 21時27分

グッピーちゃん、こんばんは☆
一見プライドをかなぐり捨てているようなことも、そのとき優先すべきをとったゆえの行動だったり。
それは、本当のプライドがあるからこそなのではないかと思います。
「プライドが高い」は何かと悪く聞こえることが多く、自分のどういうところを言われるかわかるのですが、
それでも、プライドが邪魔になることがあっても、やっぱり大切にしたいと思っています。
私、頑固なので。

投稿: 蓮 | 2007年3月17日 (土) 23時37分

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