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2007年3月 2日 (金)

縁の神様

根拠はありませんが、信じていること。

授業をあまりまじめに聞かない学生だった私。

中2のとき、国語の教科書に載っていた話がおもしろくて、

その授業は夢中になって聞きました。

しかしその後、作者の名前を忘れ、授業のことも忘れました。

7年後、

古本屋の店先のワゴン内を何気なく覗くと、何十冊ある中の1冊が目にとまる。

瞬間的に「これを読まないと!」と思い即購入。

読んでみてどっぷりハマリました。

この人の本をもっと読んでみたい!

翌日、本屋で作者の本を何冊か購入。

その中の1冊『夜中の薔薇』を読んで「あっ」と声を上げました。

中学のとき授業で読んだ「時計なんか恐くない」が載っている。

14歳の私がワクワクして読んだ話を書いたのは、向田邦子さんだったのです。

以来、今でも尊敬する憧れの人。

何かを欲しているとする。

しかしそのときは、どれだけ探しても望んでも出逢えない、掴めない。

悔しかったり、寂しかったり。

月日が流れ、あるとき不意に目の前に現れる。

そういう「縁」ってあると思います。

人・物・事柄。

人生の中を通り過ぎるだけのものがある。

道ですれ違った人。

入ったお店で目にとまったもの。

お店の店員とお客。

そんなわずかの接触、かすっただけの短い間に、

わずかでも何かを感じたなら、忘れたころに何らかの形で関わる日が来るかもしれない。

また、目の前に現れたのに、別のところを見ていてニアミスってことも。

でも、自分の人生に必要なら、意味があるなら、必ずまた現れる。

出逢って時間をあけない縁もある。

それはその「縁」に対して自分の準備が出来ていたから。

「そのとき」必要だったから。

向田邦子という作家の本を読み出すのが14歳のときではなく、

21歳の私だったのも、21歳の私が読む意味があったと思う。

縁の神様が向田邦子という作家の本に出逢わせてくれた。

向田さんからたくさんの私淑を得られた。それは計り知れない。

必要なものとは必ず「縁」があり、出逢える。

ただし、適したときに巡ってきても、気づかずに縁が去ってしまうと哀しい。

キャッチできるよう、五感のアンテナはしっかり働かせていたい。

そうすれば、時々顔を出す不安や寂しさ、

空を掴むような切なさ・もどかしさは、恐くなんかない。

大切で必要なもの。

これが「時計なんか恐くない」との縁への、今の私の答え。

……都合のいい考えかしら?

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コメント

蓮さんの言われる事、わかるような気がします。
「ただし、適したときに巡ってきても、気づかずに縁が去ってしまうと哀しい。キャッチできるよう、五感のアンテナはしっかり働かせていたい。」の所、特に同感です。
幸運の女神様には前髪しかないそうなので、「これだ!」って思ったら、とりあえず通り過ぎないうちに捕まえて、というのが数年前からの私の信条(?)です。

投稿: グッピーちゃん | 2007年3月 3日 (土) 14時02分

グッピーちゃん、こんにちは☆
お返事が遅くなってごめんなさい!
幸運の女神様には、前髪しかないんですか!
掴みにくい…。
まあ、楽じゃないほうが、大変なほうが燃える性質なので、掴みにくいのは臨むところ♪
でも、瞬発力がないのが課題です……。

投稿: 蓮 | 2007年3月 4日 (日) 17時17分

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